更年期は女性ホルモンが減るとともに筋力も低下してします。
足腰も弱くなるし
握力も落ちます。
でも、見える所の筋肉低下は気づけるからまだマシ。
理由は見えることで危機感を感じやすいから、鍛えなくちゃって思えますよね。
怖いのは見えない場所の筋力低下。
見えない所にある筋肉も見える所同様に弱っていくんですよね。
否が応に。
特に気を付けたいのは骨盤底筋です。
内臓をお股ギリギリのところで支えている筋肉、骨盤底筋。
骨盤底筋が弱ると
尿もれ、頻尿、腰痛、骨盤臓器脱などの症状が出ます。
閉経後の女性の多くは尿もれや頻尿に悩んでいます。でも、
下半身の話は人に相談しづらいのが現実です。
↑弱っていて当たり前・・・この意識とっても怖いなと思いました。
骨盤底筋が弱り果てるとどうなってしまうのか。
予防する方法はあるのか。
もしすでに骨盤底筋が弱っていて何らかの症状があったらどうすればいいのか。
しっかり覚えておきたいですね。
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骨盤底筋が弱るとこんな症状が出る！！
排泄障害
- 咳やくしゃみ、重いものを持った時に尿がモレる
- 大笑いした時に似ようがモレる
- 尿意を我慢できない
疼痛（痛み）
- 腰痛がひどくなる
- 仙腸関節痛が起きる
骨盤臓器脱
- 子宮が正常な位置から落ちてしまう子宮脱
- 膀胱が正常な位置から落ちてしまう膀胱脱
- 直腸が正常な位置から落ちてしまう直腸脱
特に骨盤臓器脱は内臓が身体の外に出てしまうダメージの大きい症状です。
幼少期、銭湯で骨盤臓器脱になっているおばあさんに会ったことがあります。
お股の間に何かがあって
見てはいけないものを見てしまった気がしました。
そして見てしまって申し訳ない気持ちになりました。
銭湯からの帰り道、母から
重いものを持って踏ん張ってはダメ。子宮が外に出ちゃうことがあるんだよ
と教えられました。
当時は（1970年代）適切な治療を受けなかった人が多かったと聞きます。
更年期は骨盤臓器脱に気を付けたい時期です。
ご一読いただければと思います。
骨盤臓器脱になってしまった！・・・理由は？
骨盤臓器脱になる理由とは。
・腹圧がかかったとき骨盤臓器脱になってしまった。
腹圧がかかると、骨盤臓器脱になりやすいです。
お腹や足を締め付ける、
ジャンプする、些細な事でも弱った骨盤底筋には脅威となります。
あと、咳やくしゃみをしても腹圧がかかります。
・重いものを運ばない
重い荷物を運ぶ時って、何度も腹圧をかけてしまいますよね。これが危険行為です。
骨盤底筋群が傷つき緩んでしまいます。
台車を使ったり、分けて持ち運んだり気を付ける必要があります。
・踏ん張らない
踏ん張ると骨盤底筋に負担がかかり、
骨盤臓器脱のリスクが高まります。
排便時のいきみも大きな負担になります。
日ごろから踏ん張らないように気を付けて
いきむ・・・ことにならないよう便秘にならないよう気を付けたいですね。
骨盤臓器脱・チェックポイント
骨盤臓器脱・チェックポイント
- 下腹部から何かが出てくるような違和感がある
- 腹圧がかかったときに何かが出てくる感じ（歩行時、重いものを持った時、入浴時、しゃがんでいる時、咳をした時、運動した時）
- お風呂で外陰部にピンポン球くらいの丸くて固いものがあった
上記チェックポイントは
更年期世代の友人同士で「わかる～！！！！！！」とうなずきあったリアルなポイントになります。
自分でチェックできるのはバスタイムです。
膣になにか触れたのを感じたら骨盤臓器脱を疑ってください。
骨盤臓器脱の症状は人によって感じ方も違うものですのでこちらもチェックしてみて下さいね。
- 下腹部や腟の違和感や下垂感（重く垂れる感じ）
- 入浴時に小さなふくらみが触れる（固いもの）
- 立ち仕事をしていた時に何かぬるっとしたものを触れた（何かがおりる感じ）
- 股間には何か挟まっている感じがする（初体験の時の感覚・・・と言ってる人がいました）
- 椅子に座ると何かが押し込まれるような感じがある
- 頻尿（おしっこが近い）
- 排尿困難（出にくい）
- 尿失禁（もれる）
- 便が出にくい（排便困難）
- 下腹部が引っ張られるような感触、下腹部痛
骨盤臓器脱がわかったら
もし骨盤臓器脱かなと思ったら
受診先は泌尿器科です。
最近は女性外来専門の泌尿器科も増えています。
知られたくないと感じる気持ちはわかりますが
決して珍しい症状でもないですし
恥ずかしいなんて思わなくて大丈夫です。
病院では
通常、腟鏡（腟壁を広げる器具）を用いて内診を行うことにより診断できます。
婦人科検診を受けるように
自分の身体をチェックし、これからのQOL（クオリティーオブライフ＝生活の質）を保ちたいですね。
病院のこと
福島県郡山市にあるこおりやま女性泌尿器科クリニック。
安心して診察していただけたのでご紹介させていただきます。
膀胱炎、下腹部痛など、真摯に診ていただけました（友人談）。
しかも総合病院（寿泉堂）と連携しており、
友人はこちらの先生が寿泉堂総合病院で子宮脱の手術をしてくださいました。
もしもの時、
他の科と連携できる総合病院は心強いです。
最初に受診するのは身近な病院。
もし手術が必要な場合は、どのように対応していただけるのか
確認し、安心して手術を受けられるようしたいものですね。
骨盤底筋を鍛えよう
骨盤底筋は誰でもすぐに鍛えられます。
お金をかけなくてもどこでも始められるのが腹式呼吸。
鼻から吸って下腹をふくらませて口からゆっくり息を吐く。コツは吐く時、膣とお尻を引き上げる様に力を入れるだけ
例えば、毎日10時と15時は腹式呼吸タイム。
おやつの時間に腹式呼吸するのはいかがですか？
これならできる気がしませんか？
骨盤底筋はいくつになっても鍛えられます。
でも
あーちゃん腹式呼吸できてるかどうやったらわかるんですか？
イチフユ確かに！慣れない人は腹式呼吸自体がわかりづらいかもですね。
でも大丈夫！
お腹を出すのを意識して息を吸います。
お腹をせり出すように息を吸うってことです。
その時、肩が上がらないようにしてください。
肩が上がっていたら胸式呼吸になってしまってるってことですね。
そしてこの呼吸で一番大事なコツは
吐く時、膣とお尻を引き込むように力を入れるだけです
骨盤底筋を鍛えるのはいつからでも遅くありません。
更年期は見えない所の筋トレも意識していきたいですね。
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