アルツハイマー型認知症が遺伝するなんて・・・!

11年前の話。

イチフユ

義母の様子がなんだかおかしい

と感じました。


同じことを何度も言ったり、物忘れが増えたり。

75歳の時でした。


さっき食べたばかりなのに

まだ食べてない

と言われた時はショックでした。

まさか・・・・!

よく聞く認知症・・・?

イチフユ

信じたくなかったです・・・

義母の変化は言動、食生活にとどまらず、排泄もできなくなっていきました。

ある日を境に壁中に排泄物がついているようになり・・・。

一日中トイレ掃除をしている時もありました。

実はそのあたりの記憶が曖昧です。

あまりに辛いと人は記憶を消してしまいたくなるのかもしれません。


当時、私は更年期初期で心も体もボロボロ。

得体のしれない体調不良に悩まされ、出口の見えない毎日でした。

幸い、後にデイサービスは利用できるようにはなりました。

でも施設にはなかなか受け入れてもらえず…。

イチフユ

私がやらなきゃ


・・・・と必死でした。

今だから言える「経験」としての重み

あの頃のことを思い出すと

「いい経験だったのかもしれない」

と思う瞬間もあります。


でも、正直そう言い切れない自分もいます。


介護と更年期は重ならなくていい。

それほどに重なった時期は過酷でした。

家系にある遺伝かもしれないと気づいた時・・

結論から言うと

義母の認知症は、アルツハイマー型認知症と診断されました。


そして後で分かったのですが

義母の兄弟7人のうち6人が同じような症状で施設で暮らし亡くなっていたことがわかりました。

(※長男は戦死しています)

最近、義妹と話していて気づきました。


もしかするとアルツハイマー型認知症って遺伝なのでは…?と


正直に言うと怖くなりました。

夫にも、そのリスクがあるのかもしれない。

義妹も同じ気持ちだったと思います。


そして私も夫も義妹も

自分の状態を知っておこう!と決めたのです

遺伝性アルツハイマーの検査があると知って

調べてみると、アルツハイマー型認知症には遺伝子検査があるということを知りました。


まだ完全に予防できる病気ではありませんが、「発症を遅らせる」「備える」ことはできます。

もし、私と同じように身近な人の介護でつらい思いをしたり、「うちも家系的に心配かも」と思っている方がいたら、ぜひ遺伝子検査を検討してほしいです。

私たち夫婦も、実際に検査を受けてみようと話しています。

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目次

遺伝性アルツハイマー型認知症とは?

アルツハイマー型認知症の大きな原因のひとつに

脳内に「アミロイドベータ」というタンパク質がゴミのように溜まってしまうこと

が挙げられます。

このアミロイドベータは、本来、身体が自然に処理・排出しているものですが

加齢や生活習慣、睡眠不足など複雑な要因が重なると

うまく排出がされず、脳に蓄積されてしまうのです。


この蓄積が続くと、

①神経細胞がダメージを受け

②記憶力や思考力が低下し

③いわゆる「認知症」の症状が進行していきます。

現在、アミロイドベータの蓄積を抑える薬は開発されていますが、あくまで進行を「遅らせる」ことが目的であって、完治させることはできません。つまり、私たちにとって本当に重要なのは、このアミロイドベータをいかに体に「溜めないか」、つまり脳からきちんと「排出」できるかという点なのです。

そのためには、

  • 質の良い睡眠(深いノンレム睡眠中に脳の老廃物は排出されるとされています)
  • 適度な運動
  • バランスの取れた食生活
  • ストレスをためない生活

といった、日常の習慣が非常に大切になってきます。

認知症は「歳だから仕方ない」と諦めないでください。

脳の掃除力=アミロイドベータの排出力を高めれば

予防につながりますし

進行を遅らせることができるのです。

その時が来ても

薬に頼るだけでなく、日々の生活を見直しながら

認知症悪化に抗って行きましょう。

日頃の対策も大きな力になって行きます。

これは義母が身をもって教えてくれたことでもあります・・・。

遺伝性アルツハイマーの特徴

  • 発症年齢が50代前後と比較的若いことが多い
  • 家族(特に親・兄弟姉妹)に複数の認知症患者がいるケースが多い
  • 進行が比較的早い
  • 遺伝子変異(APP、PSEN1、PSEN2など)によって起こることがある

ただし、遺伝子に異常があるからといって必ず発症するわけではありません。
早くから生活習慣の見直しや予防策をとることで、発症を遅らせる可能性もあると考えられています。


遺伝性アルツハイマーの検査が受けられる場所

日本でも、いくつかの病院や民間サービスで認知症関連の遺伝子検査が受けられます。
※完全に医療用の検査では保険適用外となるケースが多いです。

1. 大学病院・専門クリニック

認知症センターや脳神経内科がある病院では、家族歴がある人を対象に検査相談が可能な場合があります。

  • 国立精神・神経医療研究センター病院(東京都)
  • 認知症疾患医療センター併設の地域中核病院

2. 民間遺伝子検査サービス(自費)

近年では、オンラインで申し込める遺伝子検査キットもあります。
アルツハイマーのリスク因子(例:APOE遺伝子型)を調べるものが主流です。

なぜ調べておいた方がいいの??

イチフユ

確かに別に今調べなくてもいいのでは?と思いますよね

でも、本当に

  • 物忘れが激しくなったり
  • 友達と揉めることが多くなったり
  • 食べた記憶がなくなったり
  • 薬を飲んだか思い出せなくなったり
  • 昨日のことが全く記憶になかったり
  • 孫の名前を間違えてしまったり

そうなってからだと病院に行くのが怖くなるんです。

自分がアルツハイマーだと知りたくないんです。

知るのが怖くなるんです。

病院では簡単なテストで試されたりします。

簡単すぎてムッとする人もいるそうですが(馬鹿にされていると思っちゃうんですね)

実際やってみるとできなくて

むしゃくしゃして攻撃的になる人もいます。

そうなる前に知っておきたいと思いませんか。

私は思います。

そしてできることなら予防に努めたいです。

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「リスク傾向」を知り、結果に不安を覚えたら専門医と相談する。

今から万一への備えはしておきたいですね。

自分のしてきた介護や看護に後悔はないですが・・・・・。

できることなら自分のお世話で子供達が

毎日苦労することにならないようにしておきたいと私は考えます。

共に楽しく寿命をまっとうするためにも遺伝子検査、あると思います!


更年期とのダブルケア――自分を守ることが第一

介護と更年期が重なると

「心」と「体」の限界が一気にやってきます。

「母親」でも「嫁」でも「主婦」でもない、ひとりの自分”をどう守るかが重要です。

ダブルケアでつらかった私がやってよかったこと

  • 誰かに話すことをためらわない
     →地域包括支援センターやかかりつけ医に早めに相談
  • 1日15分でもいい。“自分時間”をつくること
     →趣味、読書、音楽、散歩など「自分に戻れる時間」が心の安定につながります。
  • 「手を抜いていい」を自分に許す
     →完璧な介護も家事も存在しません。

手の込んだ料理を作って疲れ切った自分より

簡単な料理を作って笑っている自分でいましょうよ。

この時期は長く続きません。

介護は終わりが見えないものですが

終わります。

必ず終わりますから。

更年期でホルモンのバランスが崩れると、体力も気力も落ちやすくなります。

頑張りすぎると急激にメンタルダウンします。

イチフユ

「ひとりで抱えない」「できるだけ外に頼る」を意識すればなんとかなります。


頭の片隅にこの言葉をしまっておいてくださいね。

「自分だけじゃない」と思いたいあなたへ

私もそうでした。


誰にも相談できない、出口の見えない苦しさ。


でも、こうして文字にしてみると「自分だけじゃない」と思えます。

同じように、悩みながら日々を過ごしている人に届いてほしい気持ちでブログに綴りました。

同じ年代、もしくは上の年代、少し下の年代の方も

このブログをご覧くださる全てのかたが通る道が明るい道でありますように。

介護や看護に飲み込まれることなく暮らせますように。

祈っています。


最後に

義母の認知症と向き合った経験は、今思い返しても苦しかったのは本当です。

美化できないし

辛かった。

でも大切な時間でもありました。


アルツハイマー型認知症が「遺伝かもしれない」と気づいたからこそ

これからの人生をどう生きるか、どう備えるかを考えることができました。

同じように悩んでいる方に、この情報が届けば嬉しいです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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