こんにちは、イチフユです。
突然ですが
50代を過ぎても
食べたい
飲みたい
寝たい
この欲求は変わりません。
でも
したい欲求は薄れていきます。
昔とまんま変わらずに
欲望が前より強くなる。
そういう人は稀です。
人間の三大欲求は
- 食欲
- 睡眠欲
- 性欲
生まれた時はミルクを飲んで寝ることを繰り返すのみ。
最初は食欲と睡眠欲だけ。
成長と共に
種の保存という本能から性欲も現れます。
結婚するかしないかは別として
妊娠出産を経験し(当然しない選択もあります)
加齢と共に性欲は落ちていく。
そういう人が多いです。
さて、一見マジョリティ側に見える人でも
実際はマイノリティ側の人もいるんです。
今日はその話をします。
更年期に性欲が強くなったB子さんの話です。
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B子さん(仮称)の話
私より15歳年上のB子(当時50歳)さん。
物腰柔らかな落ち着いた方でした。
女性とも男性とも
一定の距離感でいい感じに付き合える人。
敵がいない人って感じですね。
語りすぎない
言い過ぎない。
傾聴力があって
親身に言葉かけが出来る人でした。
でも彼女には秘密がありました。
長い付き合いだったのに・・・私は気づけませんでした。
彼女は・・・性存依存症だったんです。
突然の退職
ある朝、突然B子さんが出社しなくなりました。
何の前触れもなく姿を消してしまったんです。
今まで一緒に過ごしたことが夢のようで・・・
まるでずっといなかったかのようでした。
B子さんは???休み???
こっそり上司に聞いてみると・・・
「あぁ、彼女は退職したんだよ・・・」
との返答。
いきなり?
突然?
本当に突然・・・
引継ぎもなく彼女はいなくなってしまいました。
そして私がその理由を知ったのはずいぶん後のことでした。
性依存のこと
私は
更年期になって
身体がだるくて
力も出なくて
すべてのやる気が失せました。
日々の暮らしで精一杯。
余計なことは一切したくない、そんな毎日に変わりました。
でも・・・
B子さんは違いました。
閉経後
- 妊娠の心配がない
- 女性ホルモンは減るけど男性ホルモンは減らない
- やる気MAX
女性ホルモンが減少しても男性ホルモンは減らない。
すなわち、男性ホルモンが相対的に増えたことで
性欲が強くなってしまったのです。
B子さんは既婚者だったのですが
同じくらいの年齢だった夫さんは
彼女の欲求に応えられなくなっていきました。
たぶん、更年期世代のひとなら男女ともに理解できる方が多いと思います。
私はマジョリティ側。夫さんの気持ち、わかります、わかりすぎます・・。
性欲どころか食欲物欲まるで無し・・・
そうしているうち・・・
B子さんは単独行動が多くなりました。
そして夫さんはB子さんの行動をチェックしつつ・・・その行動を黙認するようになりました。
B子さんが一人で何をしていたか?
それは・・・「他人との性行為・不倫」です。
不倫沼にはまって・・
仕事帰りに彼とふたりきりになって
飲みに行く。
最初はそれだけでした。
これならよくあることですよね。
もちろん彼女の不倫もそんな些細なことから始まったそうです。
家で発散できないことを外で求める。
例えば
- 糖尿病の家族に合わせた食事をしている人が外食でがっつり好きなものを食べる
- 肺がんサバイバーの家族に合わせて家では禁煙、外ではスパスパ煙草を吸う
- 猫アレルギーの家族がいて猫を飼えないから猫カフェで1日過ごす
とか・・・・
なんとなく・・・気持ち、わかる。
でも
結婚している男女が配偶者以外の異性と肉体関係を持つことは
民法770条で「貞操義務違反」とされています。
はい、言われなくても誰もがわかる当たり前のことですね。
でもわかっていても
それが出来ない。我慢できない。理性が効かない。
それが性依存症です。
B子さんの場合、
不倫と性依存がシンクロしてしまいました。
不倫と性依存の暴走・・・・
最初はホテルに行っていたそうです。
でも会うたびにホテルに行っていたら?
誰だって金銭的余裕は無くなります。
そして二人は誰もいなくなった会社で不倫をするようになりました。
1回2回なら見つからなかったかもしれないのに・・
連日連夜毎日、
あそこだけ夜中に電気がついている・・!と社内で噂になりました。
そしてたまたま通りがかった社員が
おそるおそる見に行った時に
B子さんと彼の関係すべてが露呈してしまいました。
そして
その翌日、B子さんは会社を去ったというわけです。
性依存症のこと
その事実が明るみになった時
彼が最初に関係を断っていたら問題は起きなかったのではないか
と問題視されました。
男女ともに下心があるとなかなかそうはいかないものなんでしょうね。
でもこういう時にどちらかが理性をもって断ることが出来たら・・
最悪の事態は避けれたのかも・・・。
また、B子さんが
自分の異常な性欲を人にも病院にも相談できなかったのも残念でなりません。
夫に行為を断られ続けて・・・自尊心も傷ついてしまったのでしょうね・・・。
奇しくも性依存を知られてしまった方もいらっしゃいますよね。
それで今までのすべての功績、名声が地に落ちてしまった人がいます。
ぜひ知っておいてほしいのは
膣の委縮による症状のHRT(ホルモン補充)療法があるように
性欲を抑える治療法もあります。
一人で悩んで
間違った行動をしてしまう前に
専門医に相談してください。
婦人科、内科、いずれにしても信頼できるドクターに相談することです。
B子さんのようにすべてを失ってからでは悲しすぎます。
50歳の避妊事情とは。
これは22年前のノンフィクションの話です。
同じ悩みを持つ方が治療という選択肢を選べますように、願いを込めて書きました。
ただ。
今になって思うことがあります。
当時更年期世代だったB子さんは閉経してるのか生理が遅れているだけなのか?わからなかったそうです。
それで避妊していたそうですが
相手に
避妊しなくても大丈夫じゃないの?
と言われたことがあったそうで。
そのときB子さん自身も別に避妊しなくても大丈夫かもしれないと
思ったそうなんです。
でも。
ハッと頭をよぎったのが超高齢出産した友人の話でした。
閉経間際に妊娠し、出産した友人がいて。
その方は閉経前のできちゃった出産とおっしゃったそうですが。
孫とさほど変わらない年齢の子どもができて
孫守りをするどころではなく、歳を重ねてからの子育てが超絶に大変だと聞いていて。
避妊だけはしっかりしていたそうです。
B子さん、流されなくて本当に良かったと言っていました(後日談です)。
今、改めて。
避妊は自分の身体を守ることでもあると再認識しましょう。
言うまでもないですが
夫婦間でもわかりあっておきたいものです。
そして、
生理痛や更年期障害を楽にする低用量ピル、
万一の時のときは
アフターピルという選択肢があることを忘れたくないですね。
まとめ
更年期だけど性欲が強くなった⇒悩む前医師に相談
ひどい更年期障害⇒低用量ピル
閉経前なのに避妊せず性行為してしまった⇒アフターピル
不倫はしない!⇒誰も不幸にならなくて済む
当たり前すぎることですが
活字にしておきます。
良くないとわかっていること(不倫)はしない!!
そして身体のことはひとりで悩まないでください。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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